おすすめする印刷会社の選び方3つのポイント

世の中にはたくさんの印刷会社が存在します。

大手の印刷会社から小さな印刷会社や最近ではネット印刷会社など、得意分野がそれぞれあり、各会社により特徴もさまざまです。

では実際にどんな印刷会社へ仕事を依頼するのがベストなのか…
非常に悩ましく迷われた方も多いのではないでしょうか。

かくいう私(プリプロ編集長)も現役の印刷会社に所属する営業マンです!

長年営業職を務めた観点からも、今回は実際印刷をお願いする会社選びについて重要な3つのポイントをご紹介します。

プリプロ編集長

皆さんにとって必要なおすすめできる
印刷会社選びのポイントをご紹介します。

目次

印刷会社の選定はこの3つのポイントで判断

ビジネスを行う上で、製造業やサービス業など多くの事業が存在しますが、お客様へのサービスや商品を提供する際に必要な3拍子は一般的には『早い、安い、上手い』の言葉があります。

印刷会社の選定も他のビジネスと変わらず、『早い、安い、上手い』の3拍子はお客様から支持される大きなポイントとなります。でも印刷会社の仕事は受注型のビジネスとなりますので、決まったものを販売するビジネスではありません。

チラシを○○枚、この○○という紙質で厚みは○○で印刷をお願いします。
●パンフレットを○○部、表紙に特殊な加工をお願いします。
●名刺と封筒の印刷をお願いします。封筒にはこのチラシを中に入れて納品をお願いします。

ざっくりとお客様の要望を一例であげましたが、ほんと様々です。印刷する媒体(チラシやパンフ、封筒など)が各々であり紙もその都度変わり、部数も毎回違ったりとまさにオーダーメイドの要素がぎっしりです。

このオーダーメイド的な要素が印刷受注を行う上で大切であり、ここを曖昧に解釈すると大きなトラブルに発展します。


請負型の印刷発注は様々なお客様の要望にスピーディーに対応し、かつスムーズにミスなく各工程へ指示を出す必要があるので、やはり印刷会社の窓口である担当者の経験値や知識は必要になってきます。臨機応変にお客様の要望に応えながら、かつより良い提案ができるのが、おすすめできる印刷会社といえます。

その要素を踏まえて価格的に安く提供できる、厳しい納期を厳守できる、印刷汚れや欠損などを事前に省き品質を担保できるのがベストではないでしょうか。


印刷業務はオーダーメイドで印刷物によって仕様が違うって事は
安心して頼める会社がベストですね。

ポイント1:価格が安い会社が一番ではなく、安くできる方法を提案できる会社が一番

印刷物はここ数年でどんどん少なくなり、またネット印刷のように効率良く印刷できる会社が多くなり、価格はお客様にとって、まずは最優先の課題ではないでしょうか。


1つ目のポイントとしては、価格が安い会社が一番ではなく、安くできる方法を提案できる会社が一番だという事です。



経験上、まずは見積を提示してその見積金額が安い会社が受注権限を獲得する構図がほぼ当たり前になっています。複数社での相見積で最も安い印刷会社さんへ発注することが非常に多くなりました。

広告予算が厳しいこの状況下の中では、お客様の判断としては然るべきことだと思います。


ですが、本当に一番金額が安い印刷会社が常にベストかというと少し違う感じがします。

印刷会社の規模や設備によりコストダウンは左右される

印刷会社には色んな特徴があり、自社設備を持っている大手印刷会社はすべて自社内で完結できることもあり、コストメリットが大きくなります。逆に自社設備を持たない印刷会社は委託先へお願いすることになりますので、その分コストUPにつながります。 

その会社の機械設備などは受注する印刷担当者がアナウンスしますので、『弊社は折り込みチラシの印刷が得意ですよ!』『パンフレットのページが多くても機械がたくさんあるので大丈夫!』などその会社がもつ設備や機械スペックで付加価値が判断できます。

このように印刷会社の規模によって工場の保有数や印刷機械の台数やスペックには差があります。チラシ専門に強い輪転機をメインとしている印刷会社やパッケージに特化した印刷会社などその特徴は様々です。

見えにくい情報を的確にアドバイスしてくれる会社が望ましい


発注サイドが印刷に詳しい方であれば、その辺りの情報を引き出せますが、広告発注担当者の方やデザイナーの方が常にこのような情報を共有している訳ではありませんので工場にある印刷機の特徴やメリットを分かり易く伝え、何故安くできるのかを説明できる印刷会社の担当者であれば安心できます。

それよりも重要なポイントとしては、安くできる事を提案してくれる会社や担当者がいるかという事です。

オーダーメイドの印刷物は、仕様も頻繁に変わる事が多くお客様へのオーダー通りに納品するだけでも結構大変です。その為か私も良く耳にする話ですが、印刷会社の担当者の方は提案が少ないという声を良く耳にしました。

私自身も若い頃に身に覚えのあるコメントだっただけに納得はしておりますが、この部分はお客様にとって大きなポイントとなります。

『言われた事を注文通りにおこなう』事が第一条件ではありますが、オーダーに対してここをこのような仕様に変える事でこれぐらいコストダウンできますよ!のような事が印刷では結構あります。もちろんお客様のオーダーを否定する事はできませんが、コストは最重要課題の1つでもありますので、仕様や紙質を変えるだけでダウンすることがあります。

そのような発注サイドから見えにくい情報やお客様のオーダーをしっかりと把握しながら、プラスαでアドバイスできる会社やご担当者がほんとオススメです。

何故かというとコストダウンする提案は印刷会社側から言えば、売上ダウンや利益率ダウンに繋がる可能性もありますので、自社のメリットよりもお客様のメリットを優先していると言えるからです。

プリプロ編集長

安くできる理由などを分かり易く提案してくれる
会社や担当者がいれば安心ですね。

ポイント2:納期に対して責任をもって対応する会社であるか

2つ目のポイントは納期に対して責任を持って対応する会社であるかという事です。

何だか当たり前のことではないかと思いますが…実はその中身は非常に深いものがあります。


見積をして正式に印刷受注が決まると、次はスケジュール作成などを行い納期に対応できるかが、重要となります。一般的にはお客様から納品日を聞き出し、逆算して各工程のスケジュールを組む事になります。


納品日より逆算して無理ないスケジュールを組む事が大事


印刷部数にもよりますが、印刷する時間や紙の手配、折り加工や製本業務などの工程がある場合は納品までに時間がかかります。印刷を行うには、印刷物の内容自体を完全に間違いのないようにする必要があります。文字などの校正やレイアウトデザイン、写真の確認など印刷データを制作するうえでお客様の校了(こうりょう)と呼ばれるOKの連絡が必要です。

この流れを事前に考慮にいれた上でお客様の状況を把握しスケジュールを組む事が重要となります。

印刷現場は時期により混雑する事もありますが、短納期の仕事が多い中、必要以上にスケジュールを取る場合は理由を聞くなどして納期対応に努めてもらえるように打ち合わせを行いましょう。

スケジュールが妥当かどうかは発注側には分かりづらいものです。納期設定はお客様である発注側と受注する印刷会社側でのコミュニケーションが重要となります。校了を頂く日程に無理が出ないように配慮をしたり、工程を詰めて調整をしたり柔軟な対応を心がけてくれる印刷会社がオススメできる会社ではないでしょうか。

トラブルなどに速やかに対応できるかどうか

印刷物の発注は常にトラブルがつきものです。

印刷会社の体制にもよりますが、連絡ミスや現場でおこる印刷の汚れや色見本と違うものが印刷されるなど、想定外のトラブルが発生することもあります。また印刷後の加工においても製本や表紙加工においてもトラブルが出る事もあります。

短納期の場合はトラブル一つで大きく躓くこともあり、印刷会社側でのトラブルの際に速やかに対応し、納期確保に最善をつとめてくれる会社であれば問題はありません。ですが中には受注側のトラブルにも関わらず、納期延長を簡単にお願いする会社もありますので、その頻度が多い場合はあまり発注するにはオススメできる会社とは言えません。

ミスやトラブルは完全にゼロにするのは難しい事ではありますが、何とか工面をして納期確保に尽力をつくす印刷会社にお願いする方が良いと思います。

また逆にお客様側(発注サイド)のミスの場合も同様です。追加の内容変更や部数変更など、こちらも印刷後に発生する事もあります。基本的には依頼者側の無理な注文とはなりますが、できる限り対応を迅速に行い、例え納期が1日遅れても親身になって全力で対応に応じてくれる会社が望ましいのではないかと思います。

そのような会社は納期に対して責任を持って仕事を大切にする会社であると言えます。



納期管理はとても重要なことですが、トラブルに
いかに対応してもらえるかで責任ある会社と判断できますね

ポイント3:品質確保を維持し、事前に情報提供をくれる会社がベスト

最後の3つ目のポイントは品質確保を維持し、事前に情報提供をくれる印刷会社がおすすめです。

印刷物は先程からもお伝えしておりますように、オーダーメイドの発注となります。

仕様や部数、選ぶ紙質や加工なども加えると納期や品質面で発注サイド側は不安になることもあります。

『納品されるまで、どんな仕上がりか不安』『商品の色や会社ロゴの色が見本通りに印刷されるのか?』など仕様や要望が増えると、発注側は納品日までやきもきする事もあります。

今回のパンフレットはややこしい仕様だから
無事綺麗に仕上がるのか不安ね…

不安要素を事前に察知し、情報提供をアナウンスしてくれるかどうか

パンフレットなどで特殊な紙を使用したり、表紙加工に拘ったりする場合は印刷や加工工程において、充分な注意が必要です。とりわけ工程が分散する加工においては、紙の厚みや印刷される絵柄などを考慮にいれて、慎重に行う必要があります。

発注サイド側で見えないリスクを発注前に印刷会社の担当者が情報提供をしてくれる事が良い会社の特徴といえます。


汚れやすい紙なので、表紙にニス加工を提供したり、表面加工であるPP加工をする場合はある程度厚い紙でないと、紙が反ったりして体裁が悪くなるなど、印刷や加工におけるリスクは状況や仕様に応じて非常に多く存在します。

よくある光景ですが、納品後に思っていた出来栄えと違ったことはないでしょうか。

  • 紙が思っていたより薄くて、裏移り(裏面の内容が透けてみえる)がひどかった。
  • 紙が思っていたよりインクを吸い込んで、印刷の色目が良くなかった。
  • PP加工してフィルムを表面に貼ったら印刷の色濃度がかなり変わった。

上記以外にも想像と違う仕上がり具合で納品される事もたくさんあります。

このような事態を避ける為に、良い会社がしてくれる事は、事前に情報提供を促し、お客様である発注側とのギャップを埋めてお互い納得のいく仕上がり具合で印刷物を納品してくれます。

物理的に難しいオーダーも実際にはありますが、何故難しいのかなどの説明をしたり、改善点やこの仕様ならできますよというアドバイスをくれたり、体裁が分かる見本を持参したりして、細かな対応をしてくれる印刷会社がおすすめといえます。


プリプロ編集長

不安な点が多いものほど、より親身に提案してくれたり、
事前にリスクを回避できる情報提供をしてくれる会社が望ましいですね

品質維持に努めてくれる会社が長い目で良い関係性がつくれる

印刷会社との付き合いは発注される会社様にもよりますが、大抵は複数の会社とお付き合いをされています。中には長年創業以来からお付き合いしている会社もあり、その他にも印刷案件に応じて使い分けをされていると思います。

値段が安いのは○○会社、とにかく早いのは○○会社など要望に応じて使い分けている例もあると思いますが、やはり最後はきっちり品質確保に努めてくれる会社が一番長いお付き合いができるのではないでしょうか。

いつも品質確保を維持してくれる会社には様々な見えない努力と連携がなされています。
印刷の立ち合いや折り具合の精度を見たり、製本時には検品をしながらズレがないかなどの確認をおこなうなど、品質管理として製造業としては当たり前の事と言えますが、これも会社により正直マチマチです。

発注側が言わなくても、良い印刷会社は、懸念材料を予測してトラブル対策や品質確保のために、工程を自分の目で確かめることにより、的確に各工程に指示が伝わり、意図する印刷物が常に安定して納品されます。

業界的には今後需要が更に伸びていく産業ではありませんが、厳しい環境下でも拘りを持ち、品質確保に努めてくれる会社が長い目でみると良い信頼関係が築けるのではないかと思います。


プリプロ編集長

品質を常に安定して維持してくれる印刷会社は、
安心して発注ができますので、結果的に信頼関係が長く続きます。

まとめ

今回はおすすめする印刷会社の選び方についてご紹介してきました。
たくさんある印刷会社の中で、大事なお仕事を任せることができる会社とはいかなる会社かをご説明してきました。

大手の印刷会社から小さな中小企業である印刷会社まで幅広く存在していますが、設備や規模も重要な要素ではありますが、やはり受注産業ならではの、担当者の対応力やノウハウを駆使して、親身に相談にのり顧客目線でメリットとデメリットをしっかり提示してくれる会社がおすすめはないかと思います。

これまでの内容の3つのポイントを改めてご紹介します。

ポイント1:価格が安い会社が一番ではなく、安くできる方法を提案できる会社が一番

ポイント2:納期に対して責任をもって対応する会社であるか

ポイント3:品質確保を維持し、事前に情報提供をくれる会社がベスト

いかがだったでしょうか。どこにお願いしたらいいか?など迷われている発注ご担当様に少しでもお役にたてれば幸いです。
満足のいく印刷物を発行するために、印刷会社は適切な判断で選考していきましょう。

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この記事を書いた人

製版・印刷関連の営業職を20年以上続けており、
日々の仕事で経験した色々な知識やエピソードを紹介していきます

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