印刷会社で働く社員の方の仕事内容ってご存知でしょうか。
『印刷会社だから印刷する事が基本じゃないの?』って当たり前の回答が聞こえてきそうですが…
そうなんです!印刷会社なので、印刷物を仕上げるのが基本ではありますが、実は役割や仕事内容は細かく分かれています。
今回は印刷会社での仕事内容と各部署による役割を簡単にご説明していきたいと思います。
これから就職活動で印刷会社を希望される方にも参考になればと思います。
印刷会社だから当然、印刷する人がいますよね~
その他って??
- 印刷会社の仕事内容全般をご紹介
- 印刷会社の各部署での役割
- 印刷会社で学べること
- まとめ
印刷会社にも大手から中小まで様々ありますが、基本的には中小企業で
経営されている会社がほとんどではないでしょうか。
印刷会社の仕事内容全般をご紹介
では、まず印刷会社での仕事内容について大きく説明していきます。
印刷会社の仕事のメインは印刷物を作成するために、印刷機で刷ることがメインとなります。当然の回答ですが、やはりこれが一番となります。ただし、印刷物を作成するにあたっては、印刷する内容の版(元版)を作成する必要があります。またこちらも当然ですが、印刷用紙がないと印刷できません。
印刷した後も断裁や折りなど加工も必要となりますし、納品の手配も必要となります。
印刷の仕事はどんな感じで動くのか
さて印刷会社で実際にどんな感じで仕事が動くのかと言いますと、まずはお客様から発注依頼を受けて初めて印刷の業務にとりかかる事になります。
発注依頼はどのような印刷物を依頼されたかを知るものであり、まずは企業や一般ユーザーの方から依頼から始まります。
ある企業から『A4サイズでパンフレットを1,000部お願いします。』や個人のユーザーから『A4サイズのチラシ500枚を依頼します!』などの注文を頂きます。
上記の内容ではまだアバウトな要素も多く、印刷の注文の際には、以下の内容確認が必要となります。
- ものが何かを伝える(チラシ・パンフレット、または名刺など)
- サイズ
- 色数
- 部数
- 紙質(厚みも含めて)
- 加工内容
- 納期と納品先
- 見積金額の確認
①ものが何かを伝える
作成する印刷物が何であるかは事前に確認が必要です。チラシなのか、パンフレットなのかで、納期も変わってきます。
②サイズ
サイズは印刷物を作成する上で非常に重要です。A4サイズかB4サイズ、または規格外の変形サイズかなどの仕上がりサイズを把握しておかなければ、紙にどれだけ印刷出来るかが変わってきますので、費用にも影響します。
③色数
色数(いろすう・いろかず)とは印刷物がカラー印刷か、それとも単色の1色か2色印刷であるかを確認する事です。こちらも必須項目になり、費用にも影響しますので確認が必要となります。
④部数
こちらは当然と言えますが、印刷部数が確定されないと何も始まりませんので、部数は必須項目となります。
⑤紙質(厚みも含めて)
印刷したい紙を選びます。この紙質は本当にたくさんあり、また紙の厚み(薄いものから分厚いものまで)も同時に選ぶ必要があります。実際には90kgや110kgなど厚みを表現する単位があります。
⑥加工内容
印刷物は紙に印刷した後に仕上がりサイズに切る必要があります。断裁加工と呼ばれるものが基本であり、その他2つ折りや3つ折り、パンフレットにおいては製本工程も必要となりますので、加工内容も必要な事項となります。
⑦納期と納品先
印刷物をお届けする期日と届ける先となります。『〇〇日までに○○会社やお店に届けて下さい』など納品先住所やご担当者も確認する必要があります。
⑧見積金額の確認
発注の際には、ほとんどの場合が事前に見積金額を確認してOKの承諾を得て、発注依頼になるかと思いますが、稀に急ぎで発注される場合もありますので、事前に金額は了承を貰った上で進行した方が後々に金額で揉めないようになります。
ざっと見ても、印刷受注するにあたり確認事項が
沢山ありますので、一つ一つ忘れないようにしましょう。
注文後、印刷工程から納品まで
印刷発注依頼を受けた後、仕様や部数などすべて確認が終わると印刷工程に差し掛かりますが、直ちに印刷するわけではありません。
印刷を行うには印刷物の内容原本ともなる『版(プレート版)』の作成を行う必要があります。また事前に色校正などの製版工程を行う必要もあります。それぞれがどういう工程であるかをご説明します。
製版工程①(色補正・色校正・面付など)
製版工程…また聞きなれない言葉が出てきましたね。。
製版工程は印刷前の重要な工程となりますので、
しっかりした内容確認をする必要があります。
製版工程とは、印刷する前の非常に重要な工程となります。本番の印刷では大量部数を印刷する事も多く、文字やレイアウト、写真画像の色目などの確認を事前に行います。パンフレットであれば、面付という本にする為のページ割をする必要があります。印刷前に内容を目視できる確認物を簡易校正や本紙色校正と呼んでおり、要は本番前のテスト印刷のようなものであり、色校正を提示することで校了(内容OK)をもらいます。
その後、CTP刷版という工程で版(プレート版)を出力して印刷工程に移ります。
更に製版工程や色校正について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
製版工程②(CTP刷版出力)
内容校了を得た後には刷版という工程に進行します。印刷機にセットする大きなアルミのプレートを出力する必要があり、印刷はこの版の内容通りのものを印刷していくことになります。カラー印刷の場合は片面でCMYKの4つのプレートが必要となります。この刷版では丁付けや面付など印刷物を効率的に仕上げる為や本にする為の作業も含んでおります。
紙の発注手配
印刷物の仕様や部数が確定すれば、CTP刷版と並行して行うのが、紙の発注手配となります。印刷会社は紙を製紙メーカーや紙の卸売をされている会社から印刷用紙を仕入れて印刷します。紙が入荷し、刷版が完成してようやく印刷工程へと進行します。
印刷工程
紙と刷版が準備できれば、いよいよ印刷開始となります。チラシやポスターなどの単品で終わるものもあれば、頁数の多いパンフレットやカタログもありますので、印刷する時間や日数は媒体や部数により変わります。印刷開始時は色合わせや見当合わせなどの基本的な工程を踏んだうえで、回転数をあげて印刷をおこないます。途中で抜き取り検査などをおこない、印刷物が安定して刷れているかの確認を行います。
加工・製本
印刷が終了すると、次の工程である加工に移ります。規定サイズに仕上げるために、トンボと呼ばれる位置やサイズの目安になるマークに沿って断裁して仕上げます。折り加工がある場合は2つ折りや、3つ折りなど印刷物にの仕様に合わせて折り加工を行います。またパンフレットの場合は折り加工後に製本工程を経て実際本になるように製本加工をしていきます。
梱包・発送~納品
加工が終了すると印刷物は完成となります。あとは梱包をして指定された納品先へ納期に間に合うよう納品します。
納品箇所が複数ある場合や、梱包仕分けなど指定がある場合もありますので、最後まで丁寧に管理して納品しましょう。
以上が印刷工程の内容を簡単にご説明させて頂きました。仕事内容としては各工程が複雑に絡みあい、各セクションで専任のスタッフが対応しています。
中小企業が多い印刷会社ではこれらの工程を自社で賄う会社もあれば、多くは外部の協力会社と連携して印刷物を作成している会社が殆どではないでしょうか。
意外に印刷工程は分業されていることも多く、大手企業の印刷会社を除けば、ほとんどの会社が分業で印刷物を作成しています。
印刷会社の各部署での役割
印刷会社での仕事内容はおよそ掴めたのではないかと思いますが、ここでは実際に印刷会社で勤務する方々の部署や役割をご紹介致します。印刷会社ではどのような職種が存在するのか、興味がある方は一緒にご覧ください。
営業部
印刷物は基本受注生産になりますので、お客様より注文オーダーを頂き、初めて印刷物の受注ができます。出来上がった商品を販売するセールス販売とは違いますので、モノを売るというよりも、信頼を繋げて仕事を任せてもらえるようになれば、売上も向上していきます。売上UPの要としては営業部の存在は大きくなります。
営業部は会社規模によっても違いがありますが、営業1課や営業2課など、部署が分かれている会社も多く、課によって扱う印刷媒体が違う場合もあります。
例えばですが、1課はパンフレットやチラシなど商業印刷物を取り扱う専門で、2課はシールやPOPなど展示会で使用するものを取り扱うことで扱いを分けたりしています。またはお客様別で仕分ける場合も多くあります。
一般企業は○○課、店舗やスーパーは○○課、役所などの官公庁は○○課などが例であり、更に業界で分けている会社もあります。
営業マンの役割
営業部はやはり売り上げを上げる事が必須となりますので、各営業マンは複数のお客様を担当として確保し、日々印刷物の受注に努めています。見積作成や、スケジュール工程の作成、、プレゼンテーション、当然お客様との打ち合わせなど、仕事を受注する窓口にもなりますので、極めて重要な職種と言えます。
また印刷物は業界を問わず作成しますので、 新規営業への展開も印刷会社の営業では良く見受けられます。
管理部(生産管理部署)
続いては、管理部または生産管理部・品質管理部など会社によって名前は様々ではありますが、この部署では主に営業マンが受注した仕事を手配する部署となります。
繰り返しとなりますが、印刷物はオーダーメイドの案件が多い為、各工程に的確に指示を出して印刷媒体をスムーズに仕上げる必要があります。
その為、管理部や生産管理では納期に間に合うように製造工程を把握し、かつ品質管理にも努める必要があります。いわば営業と現場製造とを繋ぐ役割でもありこちらも非常に重要なセクションと言えます。
また紙の手配を行うのも主にこの部署でおこなわれることが多くなります。
印刷工務の役割
管理部や生産管理部で印刷媒体を適材適所に手配をする職種を印刷業界では『印刷工務』と呼んでおります。先述しましたように、営業マンの持ち帰った受注案件をうまく捌き、かつ予算内で現場や自社以外の協力会社と連携をして印刷物を仕上げていけるように手配をおこないます。管理者としての能力が問われますので、プリンティングディレクターと呼ばれる人も存在します。
業績の良い会社は優れた営業マンもしかりですが、敏腕の印刷工務やプリティングディレクターが必ず存在しております。
製造部(印刷課)
印刷会社なので当然と言えますが、印刷機を管理し日々印刷物を刷っているのが現場で働くオペレーターとなります。製造部とまとめていますが、こちらも呼び名は会社により様々です。
印刷する為には紙を機械にセットする必要がありますが、この紙積み作業が実は慣れるまでが難しいと言われています。紙をセットし、印刷機を調整して原稿を見ながら安定した印刷管理をおこなうのがこの部署の仕事となります。
印刷会社の現場の中枢ともなりますので、品質管理はしっかり行われており工場長と呼ばれる責任者を配置し、昼夜問わず印刷機を稼働させることで、会社の売上に大きな貢献をもたらしています。
印刷オペレーター(技術者)の役割
印刷機を管理するオペレーターとなります。安定した印刷物を作成する為に、昼夜印刷機を稼働させています。印刷機に紙を積む作業から、見本原稿に対してにの色合わせや濃度管理をおこない、印刷物にゴミや汚れがつかない様に高速回転中でも抜き取り検査をして印刷物の品質を確保する業務となります。仕上がった印刷物をリフトで運んだり、機械のメンテナンスを調整したり、まさに現場の中枢を担う責任感ある業務と言えます。
製造部(加工・製本)
印刷が終了すれば、加工業務に進行します。この部署では加工が主にメインとなり、印刷物を仕上げる為の最終に近い工程となります。印刷したままの状態では、大きな紙のままで印刷物として完成とは言えません。規定サイズに断裁を行ったり、2つ折りや3つ折り加工などの折り加工やパンフレットではページ毎に折り加工を行い製本工程に移行します。
この分野は大手の印刷会社であれば、折り機や製本工場を保有しておりますので、製本課などの名称で専任スタッフがおりますが、中小企業が多い印刷会社では加工は別会社にて協力してもらうケースが多くなります。
その他、詳しくは触れませんがパンフレットやカタログの表紙に表面加工を行うこともあります。PP加工や箔押し加工など様々な加工が出来ますが、こちらも別の協力会社で行う事が多くなります。
加工オペレーター(技術者)の役割
加工に関する専門分野のオペレーションとなります。主には印刷物を仕上げる断裁機や2つ折りなどの加工を行う折り機や、折り機を経て製本工程に入り、製本機械を管理するオペレーターが存在します。加工に関する内容は様々ではありますが、印刷物を仕上げる意味での最終工程になりますので、精度よく印刷物が仕上がるように繊細に汚れや折りズレなど、ミスが起きないように工夫がされています。
梱包+配送スタッフ
加工が終了しますと印刷物は仕上がりとなります。最後の詰めでもある梱包+発送準備をして納品となります。梱包や配送スタッフが所属する部署は、印刷会社により専任者がいる場合もあれば、営業や工務が兼任する場合もあります。
または別の運送会社や配送業者に委託する場合も多くなりますので、会社の規模や業務状況により人員を確保しておられるか確認が必要となります。
梱包するには基本クラフト包装で包み込み、遠方や宅配便で送る場合やお客様の指示がある場合は箱詰めして納品時に印刷物が傷まないようにしています。
製版課(刷版課)
ここでは印刷の基になる版(プレート)を作成したり、製版業務で簡易校正や本紙色校正を行ったりする印刷前の最後の砦になる部署です。写真画像の色補正や合成処理も版出力までに行う必要があり、以前は製版業務だけで事業が成り立っていたほど、版元を作成する非常に重要な部署として隠れた存在ではありますが貴重な存在です。
製版・画像補正オペレーター(レタッチャー)の役割
製版業務に携わるオペレーターは印刷前の最終チェックを行います。トンボや塗り足しなど印刷する上で必要な項目のチェックを行い、面付作業なども手掛けます。印刷前の色校正や簡易校正の出力を手掛け、最終版元になるプレート(CTP版)の出力も行います。
画像補正は人物や商品の色補正を事前に行い、画像合成などの処理も手掛けます。印刷時によりクォリティの高いビジュアルになる様に調整をします。
企画部・デザイン制作課
ここまでは印刷物を作成する上での部署やスタッフの紹介をしてきました。企画部やデザイン制作課はそもそものチラシやパンフレット、ポスターなどをデザイン制作する部署となります。
印刷する内容を原案からデザイン&構成していく事になります。最近ではこの企画制作に取り組んでいる印刷会社も多くなり、自社で印刷する内容を自前でデザインも行う趣旨でワンストップで制作から印刷まで手掛ける事で、お客様へアプローチを行っています。
デザイナー・ディレクターの役割
この部署で在籍するスタッフはデザイナーやディレクターと呼ばれる職種となります。撮影まで行う場合はカメラマン、取材や記事などを作成するコピーライターなど幅広く職種は存在します。デザイナーはグラフィックデザインとWEBデザインの双方で存在しており、紙媒体である印刷物はグラフィックデザインとして制作していきます。
企画や構成を考えて、コピーやレイアウトを見せてデザインを仕上げていく過程は非常に大変であり、かつ校正も数回以上に渡ります。制作での文字間違いや校正ミスが印刷後に見つかると大変な事になりますので、昼夜問わずデザイナーやディレクターの方は懸命に制作業務にあたっております。その分自作したデザインが世に出れば、喜びもひとしおではないでしょうか。
営業から企画まで、印刷以外のところも取り組んでいる
会社もあるのですね。
印刷会社で学べること
印刷会社で働く方々の主な内容を説明してきました。
実際働くことで、大変さもありますが、多くの学べることもあります。
印刷会社での仕事内容や職種についてご紹介してきましたが、実際働いているなかで、様々な経験と専門的な知識が身につきます。製造業の傍らで、ペーパレス化がどんどん進行していく社会ではありますが、紙の存在意義を改めて見直し動きも出てきています。ここでは印刷会社で働く上で、学べることをご紹介していきます。
営業ではきめ細やかな対応力や判断力が養われます。
どの業種でも営業マンは辛く厳しいのが実情です。セールス販売も常に売上と在庫との格闘で大変な日々を送っておられる方も多いと思います。受注型の印刷会社での営業マンも同様に売上を気にしながら日々行動はしていますが、受注依頼があって初めて仕事になる印刷業務は、きめ細かな対応力がやはり仕事受注拡大には欠かせません。
印刷物は割と工程が多く、仕上がるまでに幾つかのトラブルを招く要因があります。営業マンが受注した仕事を安定して納品するには、印刷現場や工務と密に連携を取り、お客様と現場双方にきめ細やかな対応が求められます。
金額を気にする方や、納期優先を考えておられる方、何よりもいいものを仕上げて欲しい方など、要望は様々ではありますが常にお客様の価値感に敏感であることで、そのような細やかな対応が養われます。
また状況判断に迫られる局面もあり、最終確認はお客様の決定にはなりますが、営業としての判断でどのように伝えるかでお客様への印象や好感度は変わってきます。特にトラブルやクレームが起こった際にはとっさの判断と段取り力が試されます。
企画内容から提案する事で考える力が備わります
商品のコンセプトを理解しながら消費者にいかに分かり安く価値を提供できるかをお客様は考えています。
商品パンフレット等の販促物を制作する場合 、そのようなコンセプトを理解することで、お客様の意図をくみ取り消費者ニーズに対応することができます。ただ物をつくればいいという感覚では無く、いかに役に立てるツールを作成できるかを企画提案する事で感覚や力が備わります。
デザインセンスを磨き、感性を高めることができる
制作物をデザインすることにより、レイアウトや見せ方など様々な視点でセンスが養われます。また販促物に応じたテイストや顧客嗜好などを変える事でバリエーションも増えて、様々なデザイン感覚が生まれていきます。
配色のバランスやフォント(文字)の大きさや種類を変える事でも印象が大きく変わる事もあり、デザイナーとしての能力や経験値がモノをいう事になります。常に様々な情報やモノに触れる事で、感性を高めることができる職種と言えます。
モノづくりの生産現場で様々な経験ができる
印刷現場や加工現場では実際に印刷機や製本機を動かしたりと、印刷媒体を作成する過程を実体験で経験できます。日常的に使用されるポスターやDM、パンフレットなどを印刷したり加工したりとモノづくりの面白さや、難しさなどを学ぶことができます。
また印刷物に使用される紙は様々な種類が存在し、紙質で印刷物の雰囲気が変わることも多く、紙に対しての知識やノウハウも仕事を通じて学ぶことができます。ただ印刷するだけでは無く、色合わせの技術や検品することで良質な印刷物を仕上がるには大変な苦労が必要となります。
加工においても最終工程になりますので、完成品に近づく印刷物を手掛けるという重大な責任を背負いながらフィニッシュワークに取り組むことができますので、やはり丁寧な仕事っぷりが身につきます。
モノづくりを通じて、経験値を上げながら様々な印刷物を手掛ける事で職人レベルのノウハウを構築できるのも魅力ではないでしょうか。
どの職種においても様々な学びが体験できます!
経験を積む事により、大きな仕事を任される事に繋がりますので
コツコツと学ぶ事が何より重要ではないでしょうか。
まとめ
今回は印刷会社の仕事内容と各職種での役割についてご紹介してきました。
私事ではありますが、入社した1990年代は、デジタルの普及も浸透しておらず、インターネットは巷で聞く程度のものでした。あれから20数年の月日が経ち、印刷物は年々減少傾向になり印刷会社も厳しい経営状況に迫られる時代となりました。
情報が溢れる時代でネット社会が中心になるのは必須ではありますが、モノづくりである印刷媒体もやはり日常生活において欠かせない存在ではあります。
製造業に携わる一人として、様々な人と協業しながらモノづくりをしていく事は人間としても大きな成長をもらたしてくれます。印刷会社と言えば、きつくて陰気なイメージが沸きそうですが、実際働いてみると非常に奥深く様々な発見があります。
20年以上携わっていてまだ知らない事もありますので、なかなか興味は尽きません。
ペーパレス化の時代において厳しい環境ではありますが、色々な創意工夫で印刷会社も頑張っておりますので、今回は少しでもお役にたてる情報になれば幸いです。
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。