DM(ダイレクトメール)の種類と開封率UPの方法

消費者に有益な情報を与えるDM(ダイレクトメール)は印刷媒体でも長く広告マーケティングの手段として使用されてきました。

ここ最近では紙ベースのDMよりもメルマガやLINE、TwitterやInstagramなどのSNSツールでのマーケティング手段が主流になりますが、紙ベースのDMツールも様々な工夫がなされています。

従来からある紙ベースのDMは基本的にはハガキサイズなどが多くなりますが、今回はDMの種類と開封率をUPさせる方法をご紹介していきたいと思います。

DMは日々いろんな企業やお店から届いたりしますね。
量が多くて埋もれてしまう事もありますね。

目次

DMの種類はどんなものがあるか

DMと一概に言っても、種類がいくつか存在します。ここでは頻繁に使用れているDMの種類をご紹介していきます。

ハガキサイズ(100×148㎜)

年賀状や暑中見舞いなどで使用される定型サイズで官製ハガキのサイズ(100×148㎜)となります。

一般的に多く使用されているサイズではありますが、表面は宛名が入りますので、誌面的には裏面がメインとなり情報量としては少なく、伝えたい内容をポイントでまとめる必要があります。

コスト的にはDMの部類では安く抑えれるメリットがあり、利点もありますがデザイン性や掲載内容が乏しくなるのも事実です。

長3タイプ(120×235㎜)

先程のハガキサイズより大きく定型郵便で郵送できるのがメリットです。120×235㎜は封筒でも長3サイズとして頻繁に使用されるサイズであり、横長、縦長どちらでもデザインを工夫する事でハガキサイズより誌面は広がり情報量も豊富になります。

往復ハガキサイズ(圧着ハガキ)

官製ハガキサイズ(100×148㎜)を2つ並べたサイズで(200×148㎜)2つ折りの仕様となります。返信用の往復ハガキで使用されたり、圧着ハガキのように中身を見せずに開封率をUPするような仕掛けをつくったりする事で、こちらもポピュラーな種類となります。

A4判DM

A4サイズ(210×297㎜)の仕様となります。かなり広範囲で誌面が確保できるため、情報量が豊富に掲載できるのがメリットです。またデザイン面でも誌面サイズに余裕があるためにイラストや写真などを配置する事もできますので、ターゲットに沿ったDMを作成できるのも強みとなります。

他のサイズよりデザイン制作費や印刷費がUPはしますが、開封率や情報量を考慮してもメリットがあるため、最近では使用頻度が多くなっています。

プリプロ編集長

その他にもトムソン抜きで形状をユニークにしたりインパクトを与える
DMもありますが、上記に紹介した種類が一般的なDMの種類となります。

開封率をUPする方法とは

DMの開封率

毎日いろんなところから届く封書やDMですが、一体どれだけ開封されているのでしょうか?

自分に関係ある内容や、家族宛の内容などにもよりますが、一般的にDMの開封率は約60%前後と言われています。
調査時期にもよりますが、約40%ぐらいが開封されずにそのままゴミ箱行になるケースとなっています。

(一社)日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査 2019」報告より引用

https://www.jdma.or.jp/upload/dm_report/20-2020-000029.pdf

その内訳としては、個人向けに宛られた内容で、「キャンペーン告知」や「優良顧客向け」、「重要なお知らせ」など個人や家族において、有益な情報や大切な情報源が主となります。

主には商品を購入したお店からのDMや美容院などの来店を促進するDM、役所や金融関連やカード会社からの重要なお知らせなどは、やはり気になる事も多く開封率は高くなります。

DMの開封率をUPする方法とは

開封されやすいお得な内容や仕掛けがあるものは開封率が高くなります。ターゲット層に届けるDMを効果的に開封してもらい、閲覧され最終的には消費行動に繋がれば言う事はありませんが、実際は簡単にはいきません。

まずは開封率を上げて、目に留まるようにするための方法をご紹介していきます。

お得な情報を掲載する

多くのDMがこのような顧客向けの有益なお得情報が掲載されています。「セール期間のご案内」や「クーポン割引」など来店や購入実績のあるお店から、顧客情報を通じて送られてくるDMは開封率がUPする一定の効果があります。

自分に関係するお得な情報として、受け入れる事も多くタイミングがあえば、来店して購入という事にもつながります。しかし、最近はお店側もアプリでクーポンや情報を発信している事も多いので、以外にDMは忘れられがちではあります。

あなただけのお得なサービス

先程のお得な情報より、更にターゲット個人に向けた情報を記載することで開封率はUPします。「お誕生日特典」や「ゴールド会員」や「優良顧客向け」のDMが挙げられます。

誕生日はより個人向けな特別感を与え、優良顧客向けは購入頻度や実績が高いほど、より有益なサービス情報や割引き特典が盛り込まれていますので、他の一般的なキャンペーン情報より開封率は高くなります。

DMや封筒に仕掛けや工夫を凝らす

開封率を上げる為には、単純なありふれたDMでは他のDMと差別化が出来ずに埋もれてしまいます。そこでひと工夫をもたらす事で以外にも開封率がUPする事があります。

例えば不動産会社のDMなどであれば、家の形をしたDMにしたり、自動車販売であれば車の形など、形状を変える事で他のDMより目立つ事になり開封率がUPします。ただ印刷費用で型代費用がUPするなどデメリットもありますが視覚的にインパクトを与えることはできます。

圧着DMは良く見受けるパターンではありますが、中身が見えない事が逆に気になる事もあり、特に重要な情報やお客様限定の情報などの場合は、開封率が上がりやすくなります。

他には封筒で送る場合は窓付き封筒にしたり、透明PP封筒などを使用する事で、封を切らせず中身が確認できることで興味を持たせて、開封させることも可能です。特にインパクトある情報やお得な情報を見得やすくする事で、開封したくなる気持ちを誘発させることも可能です。

透明封筒は視覚効果が高い

限定的な情報を盛り込む

限定100名など、数量をあらかじめ設定しておく事で、なくなるかもしれない焦燥感を醸し出すことで、開封率を上げることも戦略の1つではないでしょうか。人気商品やサービスであればあるほど、その効果は大きくなることは言うまでもありません。他にも、期間限定の数量限定やプレミアム会員様限定など、特別感が満載の情報は誰しも気になる事ではありますので、開封率が上がることに繋がるのではないでしょうか。

まとめ

今回はDMの種類や開封率をUPさせる方法を非常に簡単ではありますがご紹介してきました。

印刷物であるDMや封筒は日常的によく使用されるツールでもあり、毎日何かしらDMが届いたりするのではないでしょうか。

その中で目立つものやあなたにとって有益な情報が掲載されていれば、きっと開封に繋がるようになります。

たくさん種類のある中でいかに注目されて目に留まり、開封される事で中身の情報を伝達し、来店や消費行動に繋がるようにDMには様々な工夫が必要となります。

今回は以上となります。 最後までご覧頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

製版・印刷関連の営業職を20年以上続けており、
日々の仕事で経験した色々な知識やエピソードを紹介していきます

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